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医師と軍人
カテゴリ: 医療全般
以前から思っていることがある。

医師と職業軍人の類似性である

ベトナム戦争を題材にした映画やドラマは数多いが、
その中でアナポリス出の新人士官が描かれたものも多い。

以前 グッドラックサイゴンという テレビドラマがあったが
(私はWOWOWで見た 原題は Tour of Duty というらしい)
主役は古参の曹長ではあるが、そこには新人士官の苦悩も
描かれていた。
医者の立場とよく似ているのでなにか感情移入してしまった。


まずは類似点。

士官はいきなりリーダーを要求される。
医者も研修医であっても 他に上級医が居ない現場では
リーダーを要求される。
腐っても医師免許である
特に臨床研修必修化以前では 現在よりも免許さえあれば
すぐに当直などフルに働かされた。
学校を卒業してすぐにベトナムに送られた往時の米軍と
よく似た構図だろう。

違うのは リーダーを要求されるのに 医者の場合
リーダー学は何もならっていないということだ
まあ 軍人はどれだけ習っているかわからないけど
少なくとも医者よりは習っているだろう。


次に現場のベテランから仕事を習うことも似ている。
座学では学べないところがたくさんある現場第一の
仕事と言うことだ。

士官も現実にはすぐには使い物にならず 古参の軍曹が
現場を仕切っているのは映画でもよく出てきている。
実際にそうだったのかどうかわからないが ありそうな
話ではある。

医者も古参の看護婦さんからたくさん学んだ。
私もそうだった。
当直のとき 看護婦さんに
「どうも次は麻疹みたいですよ」
と 教えてもらって助かったことも数知れず。


次に現場に出ない奴らに現場を振り回されていることも
そっくりだ。
ベトナム戦争で言えば ワシントンやペンタゴンのお偉いさんや
司令部の連中の思惑でどれだけ多くのものが振り回され
また命を落としたことだろう。

医療も厚労省の思惑とあるいは病院上層部の思惑だけで
現場は混乱するばかり。

さらには自身があまり危険を冒さない軍需産業との関係は
医療における製薬・医療機器メーカーとオーバーラップする。

施薬会社も卸も休むのに 医療現場はコンビニ状態で休めない。
兵隊さんも戦場では現場を離れられない。

ただ 軍人さんの場合生き延びられれば いずれ出世して
自身は安全なところに身をおけるかも知れない。
医者の場合、逃げ出さない限りはずっと危険な現場に身を
置かなければならない。

そして私たちのその現場は 戦場並みの危険となってきた。
以前は地雷原も比較的限られていたが、最近は地雷原でない
ところを探す方が難しい時代となってきた。

その地雷原から逃げるには やめるしかないのだが

軍人では それを 退役 と呼び
医師の場合は 逃散 と呼ぶらしい


この語感の差たるや いやはやなんとも。

それにしてもである。
戦争を肯定するわけでもないが・・・
現場で苦労するものが、その誇りを失うような社会となれば
その現場は崩壊するだろう。

戦争から戻ったものの実社会に溶け込めず あるいは
逆に迫害されて苦悩するようなドラマもたくさん描かれて
いる。
医療の姿もそのドラマに重なって思えて仕方がない。

医者はベトナム戦争での新人士官とそっくりだ。

プラトーン をもう一度見なおしてみようか・・・







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編集 / 2007.04.28 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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