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歯科医の救急研修について
カテゴリ: 医療全般
この歯科医の研修の問題は非常にデリケートな問題をはらんでいる。

歯科医は歯科の治療のためであれば全身麻酔をかけてよいということになっている。
ここでいう歯科治療は単なる抜歯などから、大きな皮弁などで再建するような大がかりな手術まで含まれている。

同じような手術は耳鼻科や形成外科といったところでも担当するのだが、同じような場所の同じような侵襲の手術であっても、耳鼻科が担当すれば歯科医は麻酔できないし、歯科・口腔外科というところが担当すれば麻酔をかけてよいということになっている。


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一方 歯科医が担当する患者さんでも全身の病気は持っている。
当然入院中や外来でも治療中に容態が急変することもあろう。

また歯科では治療のために麻酔を使うが、時にこのときに使う薬が合わなかったり、あるいは麻酔の注射自体が痛いのでこの痛みで血圧が下がるようなことがある。

当然こういう場できちんとした対応ができないと困るわけで、そのための準備も必要だ。救急の現場での研修も当然重要だし、必要だろう。

ただ残念なことにこうしたことの重要性は言われていても、法的根拠などの整備は十分にされていたなかったように思う。昔決めた医師と歯科医師との役割分担のままきてしまったのだろう。


 市立札幌病院での研修で、ここで研修した歯科医の先生の救急対応能力はずいぶん良くなっただろうと思うだけに今回裁判は結果も残念だが、裁判になってしまったこと自体も残念に思う。

被告の先生だけに責任を取らせて、歯科医の研修について目をつぶってきた厚労省の無策ぶりだけが、判決からも浮き彫りになっているように思う。

北海道新聞 H20年3月6日夕刊

資格外医療、二審も有罪
            市立札幌病院 研修歯科医の救急行為(03/06 13:49)

 市立札幌病院救命救急センターで研修中の歯科医に医療行為をさせたとして、医師法違反(医師以外の医業禁止)の罪に問われた同センター元部長、医師松原泉被告(57)の控訴審判決公判が六日、札幌高裁であった。矢村宏裁判長は、求刑通り罰金六万円とした一審判決を支持、被告側の控訴を棄却した。

 判決理由で矢村裁判長は「歯科医が緊急事態に対処する能力を身に付けるために、研修は必要」と認定した。しかし、同病院での研修については「患者に歯科医であることの説明がほとんどされないまま、医師と同様の立場で医行為を行っており、極めてずさん」と指摘。一審判決後に厚生労働省が作成した、研修の目安を示すガイドラインに照らした上でも「違法性は退けられない」との判断を示した。

 弁護側は「指導医の下で行われた安全な研修で医師法違反に当たらない。研修は、容体が急変した患者への対応能力を向上させるための正当行為で、違法性もない」として無罪を主張。検察側は控訴棄却を求めていた。

 一審判決によると、松原被告は一九九八年八月から二〇〇一年三月にかけ、同センター研修医として歯科医三人を順次受け入れ、当直医や担当医として配置。七人の救急患者に対して、救急車内での気管内挿管などの医療行為を行わせた。

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編集 / 2008.03.06 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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