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「子供」ばかりの日本社会
カテゴリ: 医療全般
 北海道新聞に「内田樹の常識的」というコラムがある。

 他の地方紙にも載っているのかもしれないが、なかなか簡潔に現代社会を論じており、楽しみにしていた。ただ 大変残念なことに本日最終回とのことである。

 ということで最終回の今回は特によくにまとまっていて考えの整理になったので少し紹介してみたい。あまり自分の感想を挟まない方がよいかもしれないがお許しあれ。
 

「子供」ばかりの日本社会

 この連載も今日で最終回、最後に今の日本について一番懸念していることを書いて読者諸氏の熟慮を運がしたいと思う。

 日本のシステムは今うまく機能していない、政治も医療も教育も年金も、すべてがきしんでいる。危機意識はおそらく国民全員が共有している。だが、それに対してどう応じるかで国民は二分される。「誰か何とかしろ」という告発と叱責の言葉を口にする人と「困った。何とかせねば」と青ざめる人である。



 告発、叱責だけする人 まず思い浮かぶのはメディアとそしてモンスターです。


 システムの不調について専一的に批判するだけでよく、補修の義務を免除されているものを人類学的には「子供」と呼ぶ。子供はシステムの制度設計や運用にこれまで携わって来なかったから、システムの不調に責任がない。だから子供には思い切りシステムを批判する権利がある。

 けれども、みんなが子供では困る。システムのメンテナンスを本務とする人が必要である。それが「大人」である。



 大人というのは、たまたま割り当てられた仕事を粛々と果たしている人のことである。システムを一望俯瞰しているわけでも、全体をコントロールできる権限をを与えられているわけでもない。彼にできるのは自分の持ち分の仕事だけである。

 とりあえず、自分の割り前については汗をかいてきちんとした仕事をする。担当部署で不備があると知らせを受けたら、すぐに駆けつけて補修する。そういう「まっとうに自分の仕事を遂行する」人たちが一定数確保されてはじめて共同体の骨格は保たれる。残念ながら、そのことはもう常識的でなくなった。



 メディアの場合、社会の問題を指摘するのは基本的には「大人」の仕事のはず。多くの人たちはそのつもりやっているだろうし、努力もしているのだろう。でも批判は「大人」の仕事だからとただ「批判」するだけではどうだろうか?

 現在のメディアは医療問題に限らず「子供」的でしかないでしょう。

 社保疔のように役人たちがあれほど節度なく仕事を怠ることができたのは、「自分たちが少しくらいさぼってもシステムが揺るぎなく盤石である」と信じられていたからである。防衛事務次官が民間企業との癒着に久しく安んじていられたのも、少しくらい「つまみ食い」しても税金はさして目減りするわけではないし、自衛隊への国民的信頼が傷つくはずもないと「高をくくる」ことができたからである。



 どんなシステムも永遠ではないだろうし、そしてすばらしいシステムであってもそれを動かすのは人である。よいシステムに安住すれば、何処かに驕りも生じるだろう。

 システムの安定性を過大評価し、その保全は「誰か自分でない大人」がちゃんと引き受けてくれるはずだという考え方を採用できる人は、実は年齢にかかわらず子供である。この生き方の範を垂れたのは、「誰かが何とかしてくれるだろう」と後先考えずに政権を放り出した先の総理大臣であった。



 この総理大臣のくだりはだけはこの文章の中で唯一のミスだと思う。
 これは「うつ」に対する理解不足があろう。総理大臣とて病気には勝てない。勇気ある休職としてほめるべきであろう。本来ならばもっと病気について公開してくれて同じ病気に悩む人たちへの理解がすすめばさらによかったとも思っている。

 ただ例が間違っているだけで事実は確かでしょう。医療を与えられて当たり前と思っている国民ときちんとした制度修正をせずに短期的な小手先の変更だけを続けてきた役人たちの多くが「子供」的であったのだろう。

 ただ 多くの医師も「目の前の患者を診る」のが「大人」の仕事だからとその仕事に逃避して「大人」を避けてきた面もあるのは否めない。

 これらの事実から推して、日本のエスタブリッシュメントの相当数はすでに子どもたちによってしめれられているようである。



 ま それは明かですね。
 研修とは「教えてくれるもの」と思っている研修医を見ていると特に感じます。
 そして多くのモンスターの存在はそれを物語ります。

 子どもたちだけでもなんとか管理運営できてきたということは、それだけ日本的システムの「できがよかった」ということである。先人たちの築いていくれたこの社会の精妙さはおそらく世界に誇ってよいと思う。けれども、黙々とめんてなんすをしてくれる大人は絶滅危惧種になってしまった。子どもたちだけしかいない社会システムがこの先どれだけ持つか。私にはよくわからない。たぶんあまり長くないだろう。

   (うちだ・たつる=神戸女学院大教授)



 穏やかに結んでいますが、すでにもう壊れているのがわかっているのだと思います。


………………………………………………………

というわけで 今 求められているのはきわめて当たり前の結論

   「大人」になること。

   批判だけなく「何ができるか」考えて行動すること。

なんですね。ケネディも大統領就任演説で言ってましたね。

そして、わが同胞のアメリカ人よ、あなたの国家があなたのために何をしてくれるかではなく、あなたがあなたの国家のために何ができるかを問おうではないか。わが同胞の世界の市民よ、アメリカがあなたのために何をしてくれるかではなく、われわれと共に人類の自由のために何ができるかを問おうではないか。
 
    (J.F.ケネディ大統領就任演説より) 




 いつの世も同じと言うことでしょうか?






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編集 / 2008.02.04 / コメント: 2 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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