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りんご病
カテゴリ: 医療全般
 昨年10月頃より伝染性紅斑の患者さんが目立つ。もちろん小児科のある今の病院では成人の患者さんである。

 伝染性紅斑とは文字通り読んで字のごとく、人から人にうつって紅斑が出る病気で通称である「リンゴ病」のほうがピンと来る人が多いだろう。

 たかがリンゴ病くらいで何で基幹病院までかかるのか? いぶかる人も多いかも知れないが、実はこれにはちゃんとした理由があるのである。


 リンゴ病は小児に多い病気である。はしかや水疱瘡と同じである。また一度かかれば基本的に二度目はない。これもはしかなどと同じである。

 または症状は はしかや水疱瘡と比べて軽いのが一般的で生命的にもほとんど問題となることなく、かかったことさえ気づかれないことも多いとされている。

 ではなぜ外来にそれも大人の患者さんが来るのか?

 実は40才以下の患者さんでは意外と抗体保有率が低いのである。また大人では60%くらいは不顕性感染(ほとんど症状が出ない)とされているが、ごく一部には典型的なほっぺの紅斑などを欠く一方で発熱が遷延したり、関節痛や手足の浮腫などが強く出る例がある。

 私の地域ではリンゴ病の流行が続いており、子供などで流行った後、その両親に感染が見られている。急に熱が出て一旦改善してもそのあと関節痛が出たり、風疹によく似た皮疹が出て心配になって来るのである。特に関節痛が強い人では歩くのも着替えるのも結構たいへんになる患者さんもいる。こうなると何か悪い病気かとあわててでかい病院へと考えて来院するというわけである。

 事実、自分の子供が他院で風疹と診断されて、自分も皮疹を見て風疹と考えて来院。結局リンゴ病であったケースもあった。

 今まではリンゴ病自体軽く考えていたのだが、まとまった数の患者さんを診て考えが誤っていたことを知った。もっともこれは総合病院であるために症状の強い人をまとまって診たためである。

 貧血などを合併することもあるが、関節痛はひどくても基本的には予後のよい病気であり、心配する必要はない。大人がかかればみんな悪くなるわけでもないので是非勘違いはしないで欲しい。
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編集 / 2007.01.24 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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