スポンサーサイト
カテゴリ: スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
編集 / --.--.-- / コメント: - / トラックバック: - / PageTop↑
幸福駅のキハ22
カテゴリ: 全般
幸福駅幸福駅のキハ22

<<旧広尾線の旧幸福駅にて>>

 私は鉄ちゃんではないんですが、交通ネタにからめて少し。

ここは もう二昔以上前に「愛の国から幸福へ」で有名になった駅です。
 これでも一応帯広市です。
思い切り畑だらけの中に現在は交通公園として整備されています。

ホームのところだけ線路が残り、そこには雨ざらしのままのキハ22が2両。
 色あせた車体は廃線後の年数を感じさせるだけでなく、痛々しさが漂います。

 思い切り都会に人を吸い寄せるだけ吸い寄せといて 田舎の交通も医療も引きはがしている今の流れの象徴かも知れません。

もっとも 医療は都会でも引きはがされていますが・・・

そして駅はやっぱり地域のヘソです。

都会でも駅周辺の再開発で姿ががらっと変わります。
 急行の停車駅が変われば地域も変わります。
 バス停だけではヘソとしては不完全なんです。

ヘソのないおなかを想像してみてください。
それはもうおなかとは呼べないのです。
スポンサーサイト
編集 / 2007.03.31 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
とうとう厚生連発祥の地が 「聖地」に
カテゴリ: 地域医療~北海道

北海道新聞の記事から

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20070328&j=0045&k=200703286191
上湧別厚生病院 無床診療所に 道内2例目、来春移行
2007/03/28 07:02



とうとう北海道厚生連発祥の地の病院が診療所ですか

たった数ヶ月でも働いたことのある病院なので結構、感慨深いものがありますね。

それにしても 北海道厚生連は病院はやっても診療所はやらないという話で山部厚生病院をやめたはず。
どこで方針を変更したんでしょうか。

隣の湧別町は無医町になっていたので 
上湧別厚生病院を湧別町に移したうえで、湧別町で起債して病院を建て直す
と言うことで合意されていたのだが、ここに至る経過は一体どうなんだろう。

その後の医療情勢の悪化はそれさえも許さなかったということと、
もう金勘定で一番赤字がなくなる方法を選ぶよりなかったということか。

それにしても 湧別町には医者は来たのだろうか?
これは 気になる。人口5千も居て無医町はないだろうと思うのだけど。


いずれにしても上湧別でこの状態なら、厚生連の零細病院は 軒並み診療所化は避けられないようだ。
問題は 最近新築してしまったいくつかの病院の扱いだな。

このあたりは 厚労省の作戦勝ちなのか。

療養でも生き残れないようにして、また変化のスピードを上げて医療機関の適応力をそいでいるようにも見える。
いずれにしても 厚労省の思うつぼになっているように見える。

でも これだけのことをややってしまったら
あとはどうなるのか 官僚も国民も本当にわかっているのでしょうか?

大地震があっても 余剰ベッドはありません。
社会的入院はもう絶対医療では受けられませんから。

皆様の覚悟が必要です。

心配だからでは、もう入院できません。
また医療ではなく。寝るところが必要なだけでも入院できません。
入院したいから でも入院できません。

そう言う人がいたら これからは夜中でもなんでもケアマネや役場の担当者が呼ばれます。

本当に 覚悟が必要です。

編集 / 2007.03.28 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
相変わらず 学習効果なし 道庁
カテゴリ: 地域医療~北海道

北海道新聞に こんな記事が・・・

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20070328&j=0045&k=200703286193
道医療対策協 地域勤務条件に奨学金 08年度から 道内医大生が対象  
2007/03/28 07:10



道庁も懲りないですねえ・・・
こういうひも付き奨学金は なかなかうまくいっている例は少ない。
だって自治医大の卒業生だって 北海道の場合は義務あけに離散してしまっている。

義務の間の面倒だけでなくて 義務の前から研修や義務あけの保証など一貫した体制が大事。
中途半端なら金返されてしまって全部パー

医者に限らず 看護師だったり、作業療法士なんかでも失敗した事例たくさんありますよ。種撒いて3年待って収穫しようとしたらよそにかっさらわれてしまうので非常にがっくり来ます。

もっとも その間のフォローをちゃんとしていないからというのもある。

やっぱり雑草抜きも肥料も水もやらなくちゃ。

でも この記事を読む限り、道庁がお金出すんじゃなくて、どうも派遣希望の市町村からお金出せよ という風にも見える。ま道庁も金がないし、市町村に金を出せて制度のみというところか。

改めて言うが、こんな奨学金制度作っても金だけ与えればというのは成立しない。

その後のフォローをやらなければ同じ。
自治医大生にできていないのにできるはずなし。


本当にこういう奨学金制度定着させたいのなら かなり思い切ったやり方が必要。

私が北海道知事なら 

札医大と旭川医大を国と交換する。
旭川医大を学士入学のみの医学部にして経費を浮かせ、その分奨学金に充て、自治医大形式の全員奨学金付きの学生にする。これなら費用は十分捻出できるだろう。

100人分ともなるとそれは確固たるシステムを作らざるを得ないだろうし、一部返されてもかなり地元に定着するだろう。こういうひも付きのやり方がよいとは思わないが、成功させるとなるとそのくらい思い切ったやり方が必要だと思う。
編集 / 2007.03.28 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
あるある 捏造事件 
カテゴリ: 全般

http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070327i114.htm?from=main1
捏造6件で反論、関テレが報告書…社長は進退に触れず

http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070327it11.htm
民放連、関西テレビ除名へ…準キー局で初、期間定めず

http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070327i114.htm
捏造6件で反論、関テレが報告書…社長は進退に触れず



ようやく処分の方向が見えてきたが、民放連除名が実効性あるものなんでしょうか?
ぶち狸たちが おまえは黒いもようが俺達よりちょっと多いからあっちに行けって言っただけの話でしょう。

一部の報道ではCM収入などで打撃を受けるらしいとのことだが、それって本当なのか?

そもそも準キー局とはいえ、自社制作の番組はそれほど多くないし、全国ネットならCMもセットになってるのも多いでしょうに。

また 3番目の記事の中では

「総務省はこの報告書を受け、30日にも関西テレビへの処分を決める。」とある。

一体どんな処分なんざんしょ?

あんまり期待していないが、3日間の放送停止処分なら 納得。
それも即時の
一ヶ月後の3日間とかだめですよ。

食中毒出した飲食店は、普通即時営業自粛してさらに処分を受けますから。

編集 / 2007.03.27 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
器用貧乏
カテゴリ: 地域医療~全国
日本人の器用さが現れていると感じる言葉がいくつかある。

器用貧乏とか芸は身を助ける
あるいは二足のわらじを履くなんてのもそうかもしれない。

戦後の混乱期から復興、さらには国民皆保険を経て日本の医療は日本人の器用さと勤勉性が支えてきたような気がする。

交通事情も良くない時には、何でもできる医師が重宝されたし、またできなくてもやらなければならなかった。

医師はやりながら、現場で技術を習得していったのだ。

外科医であっても内科的な治療をしたり、小児の専門医でなくても小児を診ることはどちらかというとあたりまえの時代がそこにはあった。

マンパワーが足りなくても看護師を前立ちにして、開腹手術をしたり、麻酔機のバッグ押しを看護師にさせたりして手術をしてきた時代もあった。おそらくはこういう無理をしての事故もあったかろうと思う。

その後医療の高度化と専門化が進むにつれて、もう一段高いレベルの医療が必要になってきたが、少しは人も増えたし、日本人持ち前の器用さでなんとかしのいできたのだ。

でも 現在はどうか。

医療の高度化は 多くの専門家を必要としている。

安全と高い質を皆望んでいる。
そしてコンビニのような医療機関の利用も増えてきた。



残念ながら 器用さと勤勉さのごまかしも もはやここまで。

皆が望むモノを実現するには 現場の人が足らないのだ。

足りないままに無理をすれば事故の確率も増し、それは即訴訟につながる。「しょうがない」では許してくれない時代である。無理をしたくてもできないとなれば、手を引かざるを得ない。

結局この器用さが災いしてこの絶対的な原資不足と医師不足が顕在化するのを遅らせてしまった
ように思えてならない。

こうなることはすでにわかっていたのに・・・






編集 / 2007.03.27 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
やってみて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ
カテゴリ: 地域医療~全国
有名な山本五十六の言葉です。

医療も同じですよね。

やってみて……………実践(ロールモデル)
させてみて……………指導(指導医・指導体制)
ほめてやらねば………評価(報酬や尊敬)

三つそろって人は(医者も)動くということですね。


残念ながら日本では職人としての誇りが重視され、先輩は背中をみせるもの、技術は盗むものというような風潮があったように思います。

医療においてもその傾向はありました。教授とは名ばかりで。自分の体験でも技術を教授してくれる人なんてほんとお目にかかりませんでした。失敗に罵倒されることは多々ありましたが、ほめてもらった記憶はあまりありません。

ごく少数の超一流の職人を育てるためには上記の方法は有効かも知れませんが、こと医療において人材養成はお金と時間がかかります。一握りの名医しか育たないようではやはり問題があるのです。そのため安全で一定のレベルに皆を引き上げるとなるとやはり教育のシステムが必要でしょう。

医局制度に依存し、医局員をいきなり現場に出したりへき地に出向させて育ててきた日本における人材育成システムは、言わば「やってみて」をとばしていきなり「させてみて」からスタートしていたような側面がありました。それでも少しずつは整備していこうとしてはいたのですが、残念ながら医療の高度化と時代の変化に取り残されてしまったのです。

さらに悪いことに、ここへきて「ほめて」がなくなってきました。まあほめてもらわなくてもいいです。自身の経験でも本当にぎりぎりのところをよい治療で切り抜けられたときは、別に感謝されなくてもうれしいものです。そういうものって案外患者さんや家族にはわからないものなのです。

逆にミスではないにしても、経過がこじれたりして打つ手がなくなり、あとは無駄とは思いつつもできることだけをとにかく何でもやるといった治療をしたときなど、患者さんが亡くなったのに感謝されたりします。こういうときは本当に情けなく忸怩たる思いとはこのことかと思ったりするのです。

なかなかこういう気持ちってわかってもらいにくいものですが、それはそれとしても、昨今のごとく、足をひっぱり、倒れたところを袋だたきではどうにもなりません。まずは袋だたきにあうのをどうやったら防げるかになってしまうでしょう。

今の医療の姿にはこういう背景があるのです。医師としての良心だけでは限界なのです。医師も人の子です。人のためにがんばれるためには、自身の心身が健やかでなければなかなかむつかしいのです。

現在の医療崩壊は一朝一夕で始まったものではありません。ここまでひどい状態になるまでの背景にも是非目を向けてもらいたいものです。もう一つ、日本人が器用でこういったシステムの不備を現場の努力とかちょっとした無理でしのいできてしまったため、逆にどうにもならないこの時点まで、皆に気がつかせなかった、あるいは自分でも気づかなかったということもあるのかもしれません。

こう考えると、勤勉性とか器用さってある意味罪作りなのかも知れません。





編集 / 2007.03.26 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
へき地医療義務化に高齢者定額制の追い打ち
カテゴリ: 地域医療~全国

へき地勤務に若手医師の義務化へ・・日医諮問委が厚労省へ提案

http://blogs.yahoo.co.jp/h_s_g1019/45616023.html



いつものごとく 勤務医 開業つれづれ日記 さんのページで教えてもらいました。

あまりにむごいコメントが続いて途中で読めなくなりました。

まさに学徒動員ですね。
そこのコメントにもありましたが、ようやく飛ぶことだけ覚えたひよこパイロットに 重~い爆弾持たせてまっすぐ飛ぶのが精一杯の状態で特攻させたのと全く同じじゃないですか。

医者にとっての爆弾は訴訟であり、医療事故であり、住民の冷たい目なのです。

現在の医療崩壊につながった本当の理由が皆さんに見えていないのは情けない限りです。

いわゆるコンビニ受診と基幹病院のパンク状態を見れば自ずと見えてくるはずなんですがねえ・・・。

これだけ情報社会となった今、へき地に住む人もより専門性の高い医療機関での診療を求めています。これはときとして必要以上のレベルを求めていることもしばしば経験します。そしてそれは24時間いつでもと思っていることも多いのです。このことは小児科救急を見ればよくわかるでしょう。

一方で医療の高度化があり、各分野での最先端の医療技術と医療知識を一人でカバーすることはもはや不可能です。癌の化学療法ができて、リウマチの治療薬のさじ加減ができて、内視鏡でポリープ切除ができて、心エコーができる医者(一流のレベルでですよ)なんてもはやいません。

一方で広く浅く診るプライマリケア医や総合医という存在は、残念ながら医療者の中でも低く見られがちでした。さらにこの傾向は実は一般の方々の方が顕著なのです。

かかりつけ医に診てもらいながら、これをとばして自己判断で専門医に受診する人がいかに多いことでしょう。紹介状をいつでも書くと言っているのに勝手に行ってしまうのです。広く浅く診るような医者を信じてないとしか思えません。それでいて頭痛いからすぐCTだのMRIだのって資源とお金の無駄遣いをしてきます。

さらに自分の過疎地での体験から言うと、田舎の人は 田舎=悪 という自虐意識がすり込まれているというか誇りを失わされている人が多いと感じます。
田舎に来る医者=都会でやってけないから田舎に来た医者
って思ってる人も少なからずいます。都会にコンプレックスがあるんだろうと思ってますが。
もちろん誇りも失わず、立派な方もたくさんいます。でも少数でもあまり露骨だとやっぱり嫌なものです。

では過疎地のようなところにこそ必要な広く浅く診られる医者をきちんと養成してきたのでしょうか?残念ながら答えはノーで、国はいつもお題目ばかりでほとんど有効な手を打ててきませんでした。医療業界自身も残念ながら努力は十分ではありませんでした。

困ったことに来春には高齢者医療は定額制になるそうですね。過疎地の方が高齢者が多いんですよね。まだ十分育っていない医者にただでさえつぶれそうな過疎地の医療機関で働かせ、さらには必要な検査も我慢させながら働け・・という図式です。

こんな状況で、研修終わったら地域に行けと言われてもどうにもならないでしょう。田舎で働くにも義務だけ重くのしかかり、システムなし、指導医なし、尊敬なし、収入なしです。


結局のところ国の言い分は 

過疎地に人は住むな
過疎地の高齢者には医療は与えるな
産科はなくなっても助産所はある。
ま 少し出産時死亡率は上がるだろうけど。
訴訟になっても訴えられるのは最後は医者だろうし。
小児科医は子供も少なくなってるから大丈夫でしょ。



私が要約すると以上のようになりました。
あとは国民の皆様がどう考えるかになりますね。

編集 / 2007.03.25 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
医療崩壊とモチベーション
カテゴリ: 地域医療~北海道

ある詰め所での勤務終了後の看護師たちの雑談

「いきなり都会の病院に行けと言われてもねえ」
「やめても仕事ないし」
「グループホームで人探しているみたいだけど あとは居酒屋かホタテの作業場でもいくか・・・それしかないよね」
「○○市の病院で働くなら 旦那に一人で行ってこいと言われそう・・・」



これは私が直接聞いたお話。

ここは医療崩壊でケアミックスを完全療養型へすでに転換。これでも黒字にはならない。来春には老健転換したうえで無床診療所としていく方向で話が進んでいる。

看護職は半分は地元出身者とかすでに結婚して地元に根を下ろしている人。残りは親病院などから派遣されたり、都会から来てはいるが、すっといる義理はない人たちである。

実際に老健プラス無床診療所になれば、派遣を引き上げるだけでよいので地元出身者が、都会への転勤とか解雇と言うことはないのだが、今後の見通し不明もあり、すべての職員に動揺が広がっている。心ここにあらずなら良い仕事はできないだろう。

医者も手当が付かず、院長一人であとは出張応援などでしのぐが、4月以降の午後の外来中止、急患時間外の受付停止などがすでに決まっている。こんな状況で職員が動揺するなと言ってもムリだろう。


送り先の公立病院も大幅な医師数減少があり、どれだけこれから機能するのか不明。救急車も全部行くとなるとその病院自体の勤務もさらに過酷になるだろう。まさにドミノ式の崩壊が加速するかも知れない。


この土地のように公的病院に丸投げしてきた自治体は、自前でやってきた自治体に比べてやっぱり意識が低いと思う。
そしてここの役場はそれに輪をかけてひどいのだ。


公立病院の非効率はあるが、それでも組長自ら医師を始め、自前で医療従事者確保をしてきたところはそれなりの大変さを知っているだけに 危機感はあると思う。


現在のここでの図式は、

病院側:
赤字の補填を増やさない限りは撤退含めて大幅な縮小やむなし。親病院などからの補填はもう限界。

自治体側:
とにかくお金は出せない。お金が出ない方法にしてくれ。
どうなっても仕方がない。
とは いいつつも、裏では「救急やめても行けば診てくれるだろうし、今までとも変わらないんじゃない」と公言しているようだ。



実は 町長の議会・住民への説明と病院や法人への説明は明らかに違っているのだ。
法人側へは「お金は出せない。救急も入院も取れなくなっても構わない」と言いつつ、住民側へは「少しは不便になるけどあまり変わらないし、法人へ頼んでいるのでなんとかやってもらえる・・」と言っているのだ。

あのねえ 時間外と救急全く診ないことがどれだけ影響あるのかわかってるんですかね。目の前に歩いていけるところに病院があるのにですよ。

療養型ではちょっと肺炎だからとかインフルエンザで食欲が低下した高齢者とかも入院できないんですよ。病院としたって特養の嘱託もしているのにこのあとどうするんだか・・・。

病院の体制縮小についての説明会に病院の事務長の出席は断られた。住民へは「事務長は都合で出席できない」と説明したのだ。二枚舌が公になるのを恐れたのだろう。

こんな状況なら 住民には申し訳ないが、崩壊してもしょうがないかとも思ってしまう。こんな組長選んだのだから・・・。

一方で法人にも問題はある。法人の性質上トップは事務屋さん中心の非専門職。彼らが数字だけで老健転換などを決めちゃった。現場の意見なんか聞いてくれなかった。老健に転換したら病院には戻せないし。ちょっとした入院もできないことになります。全部後方病院に送らなきゃいけなくなるんです。取ってくれないかもしれません。あるいは取ってくれても大変遠くになるかも知れません。地吹雪で転送さえ命がけの日もあります。

現場抜きの数字だけでいいんですかね。
法人も厚労省と大差ないかも知れない。


実は私は本来なら この病院のこの病院の院長になっているはずだったのだが、家庭の事情もあってやむなく離れたのでした。このことは申し訳なく思っていますが、ある意味少し救われたような気もしているのも事実。

だってね こんな役場や組長のいる町では ほんと 働けませんよ。
きっとこういう役場の対応を知った時点で辞表書いてますよ。そう言う自治体・住民を変えるのも仕事、見捨てるなと言われそうだが、私もあとがんばれる時間は短いし、どうせ苦労するなら、もうすこしましなところでと思いますから。


それにしてもこの医療崩壊がもたらす医療従事者の不安感とモチベーションの低下は想像以上のモノがある。

こうしたことが 今 全国で起きているということなのだ。
霞ヶ関や道庁のお役人にはこの心配はわからんだろうな。

あ 道庁の役人は道庁が夕張状態になって自分の給料が減る心配をしているかもしれない。

結構北海道はやばいらしいので。



編集 / 2007.03.24 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
著作権と全文引用
カテゴリ: 全般
八重山毎日新聞の記事について書いたのだけれど新聞社からクレームあり。たったあれだけの量の記事でも著作権を主張しているのだ。

私も著作権があるのは認めます。
大事にしなければならないのはそれもわかります。

しかし こうしたニュースについてはそれについてきちんとコメントする限り、いわゆる見出し記事や天声人語のようなコラム的記事程度についてはURL記載必須で可能ならトラックバック付きで全文引用を原則とすべきだと逆に思う。

その理由。
ニュースサイトは時間が経てばその記事の保存形式を変えたりすることも多い。結果、記事が行方不明になって参照できなくなる。この新聞社だってこの記事について現在のスタイルでいつまで参照できるか保証していない。

次に毎日新聞のサイトをみると 要約も翻案になるのでと書いてある。要約ではうまく伝わらないことがあるのは自明の理。
ならばURLでということなのだろうが、これは記事の消失の可能性とナローバンドの地域の読者にはこの参照の手間は未だ負担も大きいことからやはり全文掲載が望ましいと思うのだ。

また今回程度の記事が長さなら、要約の意味はないし。


さらに今回の事例について言えば そのエントリーでも触れたが、行間ににじみ出た記事のレベルの低さや筆者のうっぷんばらしなどは実は全文を見なければうまく伝わらない。

もう一つ今回の記事では自身の不勉強さを棚に上げて
「医療に望む」
とボールを投げている。
これにきちっと答えを投げ返しているつもりである。
それにも全文引用を否定するのだろうか???

個人的には マスコミは引用についてのレベルを三段階ぐらいにわけて表示して欲しいものだと思う。それがいちばんすっきりすると思う。

たとえば 見出し記事、コラムは記事について具体的にコメント・論評するかぎりにおいては(単なる記事の紹介は認めない)際はURL付きで全文引用可としたらどうか?

その他の記事については
1)見出し記事同様。
2)一部引用可
3)URL表示のみ
のような三段階としてマーク表示したらどうかと思う。



 全文表示しないほうが、かえって誤解を招いたり、元々の文章が損なわれる可能性の方が高いと思っている。結果としてそれこそ著作権を損ない、書き手と読み手の双方に迷惑をかけかねないと思っている。

 それにつけても著作権を主張するほどの文章じゃないでしょう。公器を使っての私憤をはらそうとしているだけで、内容は新聞の投書欄以下でしょうに。

 沖縄は大好きなんだけどなあ。

 このエントリーは 今後加筆もしくは別エントリーでまた詳しく述べる予定。
編集 / 2007.03.19 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
待ち時間について
カテゴリ: 地域医療~全国
こんな記事が沖縄の新聞社のページに記載されている。

http://www.y-mainichi.co.jp/?action_article_show=true&article_id=7505
医療機関を訪れて、待ち時間の長さや...

 全文転載不可とのことで要約するが
筆者があごが腫れて医療機関を訪れたときのことを書いている。

まず外科を受診した。そこで分からなければ、内科へ回してもらうように受け付けに話した▼診察にかかるまでに要した時間は2時間余り。医師は触診で「これは顎下炎ですから耳鼻咽喉科でみてもらってください」と診察はわずか数分で終わった

その後結局は開業医で歯からのものと診断された。
八重山病院での治療費に「非紹介初診料」があることも筆者としては釈然としないらしい


mixiを読める人はこちらもごらんください
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=16277915&comment_count=27&comm_id=5351


 世間に通じているはずの新聞記者さんでも総合病院の受診の仕方にちついてこういう認識しかないのだから、情けない話だと思う。

 まあこの批判は、待ち時間に追加料金があり、なのに問題が解決できず、開業医で簡単に解決できた。そのため本当は県立病院の診療レベルに対しては批判したいものの、ちょっとそれははばかられると感じたか、周辺の事項についての批判のみに抑えたようにも見て取れる。


 それはさておき、残念ながら病院の待ち時間はなかなか減らない。それは何故か?理由は明快である。

 待ち時間が発生しやすい医療機関では待ち時間を減らす試みをしてもさらにまた患者が集まるからだ。結果としてさらにまた待つことになる。

 質の高い医療機関が待ち時間が減れば、そっちへかかろうかと言うのが人情だろう。本当は総合病院にかかりたいけど待ち時間が多いのが嫌で零細医療機関を受診するという人はたくさんいる。

 待ち時間をなくすなら完全予約制を取るしかない。急病だろうと何だろうと完全予約にすれば、待ち時間は減るだろう。でも歯が痛くなって歯医者に電話かけたら3日後の予約なら取れますと言われたことはないだろうか?

 私は上記の経験もある。またある患者さんを紹介しようとしたのだが、完全予約制で3ヶ月後まで予約はいっぱいですと実質的に断られたこともある。

 一方で待ち時間に関してのある患者さんの言葉も忘れられない。
「少々待つぐらいの病院でなければかかる価値がない」
けだし名言かも知れない。

 結局のところあるていど待ち時間を作って患者集中を抑制して現在以上の外来パンクをなんとか防いでいる・・・これが待ち時間の実態であると私は思っている。

 医師の数を増やさずに医療機関のフリーアクセスを維持する限り、待ち時間は基本的にはなくならない。これは間違いないと思う。多少の努力で少しは減らせると思うが、限界があるのは間違いない事実である。
 
編集 / 2007.03.17 / コメント: 1 / トラックバック: 1 / PageTop↑
医師は奴隷か兵隊か
カテゴリ: 地域医療~全国
医師のへき地勤務義務化の話で真っ先に思い出したのがもう20年以上も前の漫画。 その名も エリア88 作者の新谷かおるは好きな漫画家の一人だ。

舞台は仮想の国 中東のアスラン。
王族の内紛で内戦が続いている。


主人公である日本人 シン・カザマ(風間 真)は王室直属の外人部隊の戦闘機パイロット。上官はサキ・ヴァシュタール。


ここで シンが階級が適用されていなかった外人部隊から正規軍に編入され大尉になるくだりがある。


シンの同僚ミッキー・サイモン
「ちょっと待ってくれ サキ。どういうことだ。俺たちは外人部隊だぞ。階級は適用されないんじゃないか!?」


サキ
「外人部隊が王室・特別部の管理を離れた現在、諸君らの所属はアスラン空軍になる。命令拒否の自由を失ったかわりに正規軍の兵にも命令できる権利を与えたものである。」


シンの同僚 グレッグ・ゲイツ
「我々は外人部隊・傭兵として契約したときに、ムリな作戦、あるいは能力以上の戦闘を要求された場合、違約金を払えば許されるという条件があったはずだ。拒否権が消失したと言うことは契約違反じゃないのか!?」


サキ
契約条項の中に軍がその作戦を遂行するに当たって必要とあれば、一方的に組織構成を解除できる、とある。これは大隊を中隊に、小隊を分隊にという意味ではない」


(中略)


シン
「じゃあ、おれたちがアスランの兵隊に向かって死ねということができるわけか?」


サキ
「そのとおり。そして我々も諸君に命令できる。死ね!!とな


このシーンを見て初めて軍隊とはいかなるモノかが少しわかった記憶がある。
部下に死んでこいと言えるのが、軍隊なのだ

 軍隊までは至らずとも警察・消防にもこのような側面がある。 死の危険があろうとも場合によっては部下を送り出さねばならない。そうでないと組織が維持できない。

 振り返ってもし一方的なへき地勤務義務化がなされたとしたらこの漫画のシーンのような一方的な契約変更ということだ。 経験は積めるかも知れないが、病理専門医にもへき地に行ってこいってことですよね。

こういうことが可能だとしたら・・・

 医者になったつもりだったのは 結局幻想で、実は医師という医療兵隊だったということなのだろう。 兵隊だったら 死んでこいと言われてもしょうがないってか?
勤務の過酷さが解消されずに放置されているのは、そういうことだったのか!?

 まあ 本物の兵隊じゃないから命令拒否はできるけど医者からは除隊しないといけないってことだ。 医者は いつから兵隊だったのか・・・・

でも いっときますが、私は一方的に契約を解除・変更できるなんて契約を国と結んだ覚えはありませんので。
もちろんへき地勤務歴は1人1年としても10人以上分満たしてはおりますけれど。

でもね、強制されるのは拒否します。
編集 / 2007.03.15 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
なぜマスコミだけ「長い目」なのか?
カテゴリ: 全般
まったく もう・・・わかってないですね。

YOMIURI online
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070315i313.htm?from=main3

番組制作のあり方、改めるべき…捏造問題で民放連会長


 日本民間放送連盟の広瀬道貞会長(テレビ朝日会長)は15日の定例記者会見で、「発掘!あるある大事典2」の捏造問題に触れ、「(テレビ局が)番組作りの原点に戻り、制作会社任せにしないことがスタートになる」と述べ、番組制作のあり方を改めるべきとの考えを示した。


 全日本テレビ番組製作者連盟(ATP)が9日に発表した緊急アンケート調査では、制作費不足に悩む声が相次いで寄せら れたが、広瀬会長は「(テレビ局の)プロデューサーやディレクターが一緒に作業していれば、制作費不足を把握して、何らかの対応ができるはずだ」と語っ た。


 また、菅総務相が放送法などを改正して新たな行政処分を定める意向を表明している点については「民放連の除名や活動停止処分だけで、テレビ局の売り上げは激減する。(行政処分は新設せずに)長い目で見てもらいたい」と述べた。


(2007年3月15日20時37分  読売新聞)


何故 テレビ局には 「長い目」で見なければならないのでしょうか?
食中毒を出した飲食店は 名前をマスコミで公表されます。
それが、意図できなくても(たいてい意図的ではないはずですが)営業停止も受けますよね。
場合によってはそれだけで つぶれます。

テレビ局は 意図的に 嘘を作って流しても 処分されたらつぶれるので処分はやめて欲しいってこと?

勝手すぎませんか?

「長い目」? あーあ どうもなんないな。

古館 おめえの番組の さらには元所属の親分がこんなふざけたこと言ってるよ。

どうせ 期待はしてないけどさ。
ちょっとつっこんでくれよ。 一応 言っておこう。
編集 / 2007.03.15 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
自分たちの不作為を後輩に押しつける日医
カテゴリ: 地域医療~全国
またとんでもないことを言い出しましたね。 日本医師会。
ま 私も会員なのでなんなんですけど。

でも 唖然 というか 開いた口がふさがらない というか・・・

大臣も医師会もどっちもどっち・・・
一人ほくそ笑む厚労省

YOMIURI online
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20070315ik05.htm


医師のへき地勤務、日医が義務化検討…中間報告



 日本医師会は14日、医師確保のため、医師に対しへき地勤務の義務づけを検討すべきだとする内容の中間報告を発表した。
 日医の地域医療対策委員会がまとめたもので、今後、会員の意見を聞いた上で日医としての態度を決める方針。
 中間報告書では、新人医師が義務づけられている2年間の臨床研修を終えた後の一定期間、へき地や医師不足地域での勤務の義務化を提唱している。
 日医はこれまで、勤務地域の義務づけについて、「個人の選択をしばるべきでない」と反対の立場をとっていた。厚生労働省が昨年、開業医になる医師へのへき地診療義務づけを検討した際にも、日医などが反発し、見送られていた。
(2007年3月15日  読売新聞)



時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007031401012

2007/03/14-20:01 へき地勤務の義務化を検討=医師不足問題で日医対策委  深刻化する医師不足問題について、日本医師会は14日、地域医療対策委員会がまとめた中間答申の内容を公表した。臨床研修終了後の一定期間内に、「へき地や医師不足地域での勤務の義務化を考慮する」ことを提言しており、論議を呼びそうだ。
 義務化については、厚生労働省が昨年検討しようとしたが、日医などの反対で頓挫した経緯がある。会見した内田健夫常任理事は「あくまで委員会の中間答申であり、日医として方針を決めたわけではない。今後、会員の意見を聞きながら検討を続ける」としている。


asahi.com
http://www.asahi.com/life/update/0315/005.html

若い医師「へき地勤務義務化を」 日医諮問委が提案



2007年03月15日13時26分
 日本医師会(日医)の諮問委員会は15日、医師確保の対応策として、臨床研修を終えた若い医師にへき地などでの勤務の義務化を提案する中間報告書をまとめた。今後、役員会などで合意すれば具体案をまとめ、日医が厚生労働省に提言する。

 報告書には、研修終了後の一定期間内に、へき地や医師不足地域での勤務の義務化を考慮すると盛り込まれている。産科・小児科など、医師が不足する診療科への勤務も想定されているという。
 厚労省は昨年度、医師確保対策として、へき地などへの勤務を開業の条件にする案を審議会にはかったが、日医などから「やる気がない人が行っても根本的な解決にはならない」「強権的」などの反対が出て実現しなかった。
 だが今回、諮問委員会は、義務化まで踏み込まなければ医師偏在は解決しないとの危機感の高まりを受け、報告書をまとめたという。
 



まったく 何だかなあ ってことばかりだなあ。
こういうのって どう考えたって無理でしょう。 無理して実現したってかかった費用ほど効果は得られないし、必要な専門医もさらに足りなくなってしまうでしょうに。

こういう数合わせのいいかげんなやり方は実現するとたいてい骨抜きになってしまうし。臨床研修にしたって地域医療研修は骨抜きにされて1ヶ月、それに保健所でもいいとかわけのわかんないことになってしまっている。

臨床研修でもできなかったことを実現できるわけないでしょうし。 全く 日医のトップは何考えているのだか さっぱりわからない。

  → Read more...
編集 / 2007.03.15 / コメント: 4 / トラックバック: 0 / PageTop↑
振り向けば奴はいない 
カテゴリ: 医療全般
のっけからすみません。

昔のドラマの「振り向けば奴がいる」のぱくりです。

正しく言えば「振り向けば 誰もいなかった」 です。


勤務医 開業つれづれ日記 さんから
http://ameblo.jp/med/entry-10027883217.html  

4年間 新人ゼロか 弘前大学 産婦人科教室


テーマ:医療崩壊

弘前大学 産婦人科教室


4年目の「ゼロ」ということなんでしょうか?

-------------------------------
弘大が産科医集約 中核病院に3人以上


http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000000703010005
asahi.com
2007年03月01日

 県内の大きな病院で、分娩(ぶんべん)の取りやめや産婦人科の休診が、相次いで表面化している。医師を派遣している弘前大が、安全な分娩を目指し、産婦 人科医の集約を進めているためだ。同大は、地域の中核病院に産婦人科医を3人以上配置する方針で、医師数が確保されなければ来年以降、さらに分娩取りやめ や産婦人科を休診する病院が出てくる可能性もある。

 同大は、県内六つの医療圏の中核病院に産科医を3人以上置くことで医師の負担を減らし、質の高い医療を提供するという。厚生労働省も医師不足対策として集約化を打ち出し、都道府県に検討を求めている。

 弘前大医学部から県内の自治体病院に派遣されている産婦人科医は2月28日現在で22人。97年ごろは39人で、10年間で4割減った。24時間体制の過酷な勤務と訴訟の多さが影響しているとみられ、新人医師は産科医を目指すことを敬遠する傾向にある。同大関係者によると、2年間の初期臨床研修を終えて今年、同大の産婦人科学教室に新しく入る医師は昨年に続いてゼロとなる見通し。

 一方、同大から派遣され、定年退職を予定する産科医は3人いる。「このままだと減員が続き、ますます集約化が進む可能性がある」と、大学側は危機感を強めている

 


私が思うに 今の30才ぐらいから45才ぐらいの世代が、医療環境だけでなく世間全体でいちばんつらい世代なのかと思う。

少しやばいかな とも思いつつとりあえず前の世代の背中を見ながら続いて走っていたのだけど 気づいたら後ろには誰もいなかったって感じ。

世間全体の話で言ったら、一生懸命働いても結局上の世代のために働く格好になり、自分の年金さえあやしい。この年代のうち40代以上はまだ仕事に就いてすぐのころは良かったが、その下になるとバブルもはじけて仕事はないし、世の中も壊れ始めた。

医者の世界で言えばとりあえず、先輩を信じて奴隷働きにも耐え、なんとか楽になるかと思ってふと後ろを振り返ると誰もついてきていなかった。いまさら転向しようにもなかなかつぶしがきかない年になってたり、背負うモノが多すぎたりして・・・ってところか。

  → Read more...
編集 / 2007.03.14 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
薬だけくれ
カテゴリ: 地域医療~北海道
「薬だけくれ 風邪薬ならすぐ出せるだろ」

昨日、久々に聞いた。一気に心が萎えてしまった。

昨日は業務命令で同じ法人の別の医療機関に応援に行っていた。
慣れない医療機関での診療なのでいつにもまして慎重に、そして医師不足で患者さんも日替わりの医師に診てもらうという申し訳ない状態なので、心して診療していたのだが、上記の看護師とのやりとりが診察室まで響いてきたら、なんか情けなくなってしまったのだ。

実際にほとんどといっていいくらいの医療機関で診療なしに薬だけ処方されている。そのためもあってか、患者さんの多くは
「薬をもらいにきました」
と口にすることが多い。

この言葉を聞くたび結構がっかりする。
日本人はモノにはお金を払うけど目に見えないサービスには金を払いたがらない。こうしたことが一番影響を与えているのだとは思うが。

薬は治療の一手段で本当に大事なのはそれまでの診断技術のほうなのに・・・といつも思う。


それにしてもである。

薬だけ欲しければ薬屋さんにどうぞ である。

医療機関と薬店の区別もつかないこうした輩は同じ地域でじっくり腰を落ち着けてやっていくとある程度いなくなる。一つは教育の効果であり、もう一つはいいなりにならない医者だと認知されるといいなりになってくれる医療機関へ逃げていくからだろう。


逆にこうした信じられない患者がまだ存在すると言うことは、こうした患者さんを生み出す土壌が医療にもいっぱいあったし、今もあると言うことだろう。

個人的には 診察なしの薬のみがもたらした悪影響が非常に大きいと考えている。

国民皆保険は医療機関へのかかりやすさをもたらした。一方で医師は十分でなく、過重労働を余儀なくされていた。皆保険制度のもとほとんどの薬は処方上限が14日分ということもあり、患者さんは外来にあふれた。患者さんも仕事や学校もあるだろう。やむなく変わりなければ「同じくすり下さい」医者もその方が楽だから、処方だけということを繰り返してきたのだろう。

結果 医療に薄利多売が定着してしまった。
質より量だった。

結局この質より量のスタイルが処方日数制限が緩和された今もそのまま残っている。そして原価計算のないきわめて安い診療報酬を厚労省はさらに下げようとしている。一方で医療の高度化と専門化の進む中、質が求められている。さらには訴訟とクレームとコンビニ受診の嵐も吹き荒れている。

このがんじがらめの状況から どう抜け出したらよいのだろうか?

個人的にはこの「薬のみ」を全国いっせいにやめてみたら・・・と思っているのだが。

きっと多くの医療機関で外来がパンクするだろう。
でも本当は診察して処方するのが当たり前。
当たり前を知ってもらってこうしたインチキと過重労働で今の医療が成り立っていることそしてやっぱり医者が足りないことを知ってもらうにはいい方法だと思うのだが、どうだろうか・・・・
編集 / 2007.03.13 / コメント: 0 / トラックバック: 1 / PageTop↑
医療にケチるのだから介護もしかり
カテゴリ: 医療全般
NHKの番組から
http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2007-03-11&ch=21&eid=1018


介護の現場が深刻な人手不足に見舞われている。施設職員やヘルパーの4人に1人が1年もたたずにやめていき、新たな人材確保も難しい。私たちの老後を誰が支えるのか?




医療にさえダンピングを行っている状況で介護にはさらに厳しい状況でしょうね。
介護職員も逃散しています。

業種を問わず全国統一の料金基準にはやっぱり限界があるのですよ。
正当な評価に報酬はやっぱり不可欠です。

でも過疎地ではまだ介護職員は我慢して働いていますが、これも他に仕事がないからやむをえずのことでしょう。
編集 / 2007.03.11 / コメント: 1 / トラックバック: 0 / PageTop↑
「あるある」事件に医療問題の縮図を見た
カテゴリ: 全般
YOMIURI ONLINEから
 http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070309i115.htm

「あるある」孫請け制作費、10年間で半減  


番組制作会社で構成する全日本テレビ番組製作社連盟(ATP、工藤英博理事長)は9日、関西テレビの「発掘!あるある大事典2」捏造(ねつぞう)問題について、加盟88社を対象に行った緊急アンケート調査の結果を公表し、同番組の孫請け制作費は、過去10年間で半減していたことを明らかにした。  調査は先月14~20日に実施。局側との契約実態や今回の問題について尋ね、62社から回答があった。  この中で、1次下請け会社である日本テレワーク(東京都)から再発注を受けた孫請け会社は、「あるある」の第1シリーズが始まった1996年当時、1本あたり1600万円の制作費が支払われていたが、以後4度にわたって減額されたと証言。今年1月の番組打ち切り直前は、860万円にまで下げられていたという。  ATPは、関西テレビから日本テレワークに支払われた制作費は10年間でそれほど変化はなく、孫請けに回る資金だけが切り詰められてきた、と説明する。  今回の問題については、予算不足を指摘する意見が相次ぎ、全体の4割が「特殊なケースでない」と回答。問題の背景には、番組制作をめぐる下請け、孫請けの「ねじれた構造」があるという声もあった。  また、アンケートでは27社が、発注費のキックバックや接待の要求など、テレビ局が優越的な地位を乱用するケースがあったことを指摘している。


ここではトップ記事しか書いていないが、実際の記事には以下のような文章が含まれている。

これに対して、テレビ局側は、局プロデューサー側のチェック機能の強化と、製作スタッフのモラル教育充実の必要性を強調する。民放キー局のある幹部は「たとえ制作費が2倍であっても、質の高いスタッフが雇えるとは限らない」と反論。「まず作り手のモラルと誇りを持つことが先決。制作者集団であるATPが収入を上げろという声明を出すのは、まるで組合と同じで、寂しい気がする」と製作会社側をけん制しており、両者の意見は平行線をたどっている。




  → Read more...
編集 / 2007.03.10 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
国民皆保険制度の矛盾と限界3
カテゴリ: 医療全般
保険制度の特に全国均一料金の矛盾についてもう少し続ける。

広く皆が使うものは基本的には一物一価が望ましいの理解できよう。でも実際にどうなんだろう。

本当にこれが実現できているのは郵便ぐらいなのではないだろうか。小包となるとやはり距離で差が出るし。通販だって送料無料は沖縄と北海道離島なんかはすぐ除かれてしまう。

水道も地域によってバラバラ。電気は電力会社内では同じでも地域によってやっぱり違う。

ガソリンも沖縄は税金が少ないらしくて安いのだが、それ以外では地域によってかなり値段が違う。田舎や離島では高い。

結局普通は一物百価なのだ。

  → Read more...
編集 / 2007.03.09 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
自治産科大学?
カテゴリ: 地域医療~全国
いつものように伊関のブログから・・・

自治医大卒業生を産科医に重点配備だそうだ。

産科を医療過疎地と捉えればそれはそれで意味があるのかもしれないけど、でもそれってどうなのかねえ・・・

入学したときと条件違うじゃない。

産科や小児科を中心に医師不足が深刻化している問題で、香川県は、平成19年度から自治医科大の卒業者を積極的に充当する新たな対策を明らかにしたようだ。

平成19年度は2年間の卒後研修を終えた女性医師1人が、県立中央病院の産婦人科で勤務するという。

その後も本人の希望や他診療科との均衡に配慮した上で、産科や小児科への重点配置を進めるという。

自治医大卒生を産科に-医師不足で重点配置
...
香川県庁 自治医大卒生を産科に-医師不足で重点配置



  → Read more...
編集 / 2007.03.08 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
国民皆保険制度の矛盾と限界2
カテゴリ: 医療全般
全国均一料金の意味する矛盾についてもう少し。

例えば 手術的治療のある診療科で言えば、安全や質とさらには医師の最低限の労働環境の確保するとすれば、最低でも医師は4人確保しなければやっぱり成り立たない。ほんとのところを言えばもう少し多い方がいいだろうが、とりあえず4人でいいとしよう。

で この数字は手術が多かろうが、少なかろうが仕組み上から言えばその数が必要になると言うことだ。手術が少なければ比較的ヒマだけど収入が少ないということになるし、手術数が多ければそれなりに忙しくなり収入も増えるということになる。

ただ実際にその場合の一件単価(原価)は当然かなり違ってくるはずだ。しかし赤字が出ても医療機関は価格に転嫁できないのだ。



  → Read more...
編集 / 2007.03.08 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
国民皆保険制度の矛盾と限界
カテゴリ: 未分類
医療崩壊がいろいろ言われているけど 本当に大事なことが実はあんまり論議されていない気がする。

結局のところ 今の矛盾は国民皆保険制度に行き着くのじゃないか・・・

だって 何で医療費は全国同じなの???

  → Read more...
編集 / 2007.03.07 / コメント: 1 / トラックバック: 0 / PageTop↑
恐怖の運輸業界
カテゴリ: 全般
トラックドライバーの患者さんからの話

この3ヶ月休みなし。
この3日ほどはまともに寝ていない。
フラフラして調子悪いので受診して、肝機能も悪くて少し休めと言われたが、会社は休ませてくれない。

それでも調子悪いし、受診したと。
たいしたことなかったらそのまま働けと言われていると・・

私は頼むから休んでくれとお願いした。
怖くて運転できないし・・・

家に帰ったら
美幌のトラックと列車の事故のニュースををやっていた。




  → Read more...
編集 / 2007.03.02 / コメント: 1 / トラックバック: 0 / PageTop↑
とうとう国循が・・・
カテゴリ: 医療全般
大阪の国立循環器病センターのICU医5人がいっせいにおやめになるそうです。

ネタ元は いつものごとく

伊関友伸のブログ
http://iseki77.blog65.fc2.com/blog-entry-967.html

勤務医 開業つれづれ日記
http://ameblo.jp/med/entry-10026855773.html

なんとまあ 国循が・・・と驚きを隠せませんが。


昔むかし麻酔科でお勉強かたがた働いていたときを思い出しますね・・・

  → Read more...
編集 / 2007.03.01 / コメント: 0 / トラックバック: 1 / PageTop↑
Powered by 名言集および格言集
プロフィール

くらいふたーん

Author:くらいふたーん
本業はプライマリケア

ワークライフバランスの
確立が現在の最大の
関心事

夢は
半農半医 ちょっとサッカー

味噌は自家製。
規模は縮小したが、
畑も少しやっている

芝のミニサッカーコート
作っちゃいました

ブログ内検索
FC2カウンター
リンク
このブログをリンクに追加する
FC2ブログランキング
ブログランキングに参加中

FC2ブログランキング

お気に召せばポチっとご協力を
なかのひと
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。