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20××年 某病院の外来にて6
カテゴリ: 近未来日記
20××年 某病院外来にて6 

救急外来に患者が運ばれてきた。
電話を受けて待機していた産婦人科医が駆け寄った。
若い医師が大勢付いてきている。
一頃の産科医不足が嘘のようだが・・・

救急隊員が説明を始める。

救急「25才の女性。1時間前より陣痛始まったようです。
   30分前に破水したようです。
   検診は受けていないとのことです。」

医師の顔が一瞬曇った。
手早く外来処置室で診察をした後叫ぶ。

医師「すぐに分娩室に運べ。カイザーの準備もしておけ」

別の若い医師が妊婦と付いてきた男性に説明を始めた。

医師「すでに破水していますのでモニターしながら分娩を開始します。
   これから重要事項を手短に説明します。
   分娩については3年前の分娩事故補償法により、万一の胎児及び
   母体の事故については故意またはそれに相当する過失以外は
   無過失保障制度のみによる保障のみで訴訟はできません。
   また今回妊娠においては検診を受けられていませんので
   保障は20%まで減額されます。
   以上ご了解下さい。
   
   緊急に帝王切開が必要になることがあります。
   時間の余裕がない場合口頭での説明のみになりますので
   これらについてご了解下さい。」

家族「は・・はい」

引き続いて事務が口をはさんだ。

事務「費用について説明いたします。
   出産費用は当院での検診を受けていない場合通常の200%増しに
   なりますので約○○○万円かかります。
   また無過失保障保険料として別途△△万円かかります。
   預託金として○××万円を明日までにお支払いいただくか、
   クレジットカードの登録をお願いいたします。」

家族「そんなに払えるわけないだろう 急に・・」

事務「大変申し上げにくいのですが
   もし明日までにお支払いいただけない場合
   出産一時金と足りない部分については給与等の差し押さえ手続きを
   させていただきますのでどうぞご了承下さい」

家族「そんな無茶な~」

事務「医師法上 私どもも診療拒否はできませんので
   このまま診させていただくよりありません。
   つきましては 必要な費用は必ずご負担いただきます。
   支払い困難等ありましたら 各種の補助、生活保護などは
   市役所にて相談窓口もありますので
   そちらでご相談なさってください。」

家族「・・・」

20××年 絶滅寸前となった産科医は増加し始めた。
分娩事故に対しては原則訴訟を認めないことになり、一番訴訟リスクの低い
診療科として研修医の人気が高まったのだ。

一方で高額の保険、分娩費のため検診を受けない妊婦が続出。
検診なしの分娩費の値上げと悪循環となったのだった。

かくして 道産子が北海道以外でもたくさん生まれることとなった。

しかし 新生児死亡率は昭和30年代のレベルまで上昇したのであった。
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編集 / 2007.08.07 / コメント: 1 / トラックバック: 0 / PageTop↑
20××年 某病院の外来にて5
カテゴリ: 近未来日記
            20××年 某病院 救急外来(ER)にて

頭痛の患者がCT検査の説明を受けているその頃
ERでは外来診察の受付が開始された。

受付に患者はたくさんやってくるが、その多くはがっかりした
顔で帰って行く・・・
昨日からの積み残しがあるようだ。

今外来診察に呼ばれた人は昨日の今頃申し込んだらしい・・・。


救急受付にて

患者B(以下 患B)
  「あの~ 診て欲しいんですが。」

受付「症状は何でしょうか」

患B「昨日から熱があるんですが~。」

受付「熱以外には何かありますか?」

患B「いや特にありません。」

受付「では受診契約書をよくお読みになり記載してください。
   尚、判例では救急においては重要事項説明も不要とされております。
   自己責任においてよくお読みになって署名をお願いします。
   そして この発熱用問診票に記載してください。

   この時点で料金が発生しますので
   問診料として△千円お支払い下さい。
   またその後の診察を受けられるのでしたら
   預託金○万円かクレジットカードをご登録下さい。」

患B「もうお金がいるんですか?」

受付「申し訳ありません。
   救急での料金不払いの方が多いために今年から
   やむを得ず預託金をいただいております。
   よろしくお願いします。」

患B 不服顔で書き込んで受付に問診票とクレジットカードを差し出した。

患B「書きましたよ。」

受付「では本人確認用の最新の指静脈登録システムに登録します。
   右人差し指をここにあててください。」

  患B 指を差し出す

受付「また 万一指をけがした場合に備えて ご本人しか答えられない
   質問とその答えを登録させていただいています。

   通常は 『母の旧姓は』を登録される方が多いのですが・・
   それでよろしいですか?」

患B「いいですよ 母の旧姓 □□ です。」

受付「では ここにお書き下さい。」

  患B 記入する。

受付「これでお間違えないですね。」(画面を見せながら)

患B「はい 間違いないです
   で いつ頃診てもらえそうですか?」

受付「現在救急室はかなり混み合っておりまして
   症状重傷度別にお呼びする順序が変わります。
   看護師が問診を確認しますので少々お待ち下さい。」

看護師A(以下看A)
  「△△■■さま~ 本人確認をさせていただきます。」

看A 指をあてながら
  「問診票を確認させていただきました。
   発熱だけで他の症状がないため 優先度Bとなっております。
   優先度A以上の人が先に診察となります。

   おそらくは明日の朝に間に合えば良いほうかとも思いますが
   その他にも早く診療に入れるシステムもございます。
   あちらのブースで5分間のビデオが繰り返し流れておりますので
   ご覧になってご確認下さい。

   何かご希望がありましたら受付にお申し出下さい。」

患B 説明ビデオを見に行く。
   ちょうど新しく始まったところだった。

ビデオ映像が液晶画面に流れ始めた。

  「○○総合病院救急外来の受診並びに料金システムについて
   ご説明いたします。

   当院では症状重傷度別にお呼びする順番が変わります。
   軽症の方には長時間お待ちいただきますが
   限られた医療資源を有効に使うため どうか
   ご理解のほど お願い申し上げます。

   尚料金については 無過失保険料含めて 通常の日勤診療の
   約3倍かかります。
   この点についてもどうかご了承下さい。

   またお急ぎの方のために 別のシステムもございますので
   ご説明いたします。

   まず完全自由診療をご希望の場合は 申し込み順に
   当院の経験ある救急専任医が診察させていただいております。
   料金は通常の救急保険診療自己負担の約10倍になりますが
   優先度A以下の方よりも早く診察させていただきます。

   次にまた研修医診察システムをご紹介します。
   指導医の指導のもと研修医が診察いたします。
   また 必要に応じて上級医が診察します。

   これについては 優先度にかかわらず、研修医診察システムを
   ご希望になった順番に診察させていただいております。

   料金は 通常の日勤診察の約2倍となりますが、比較的早く
   診察させていただいております。

   尚 この研修医診療システムにおいては 故意による場合を
   除いて医療事故一般について免責とさせていただいております
   のでご了解ください。

   通常のシステムでの診療は 救急の専任スタッフと免許取得後5年目
   以降の専門研修医が 重傷度による優先度順に診療致します。

   お待ちいただいている間に症状が増えたり、強くなった場合は
   お呼びする順序が変わりますので 遠慮なくお申し出下さい。」

患B「・・・・」

そこへ 救急車のサイレンが鳴り響いてきた。

待合室にアナウンスが・・・

「ただいま 重傷度AAAの患者様が救急車にて受診されます。
重傷度AA以下の患者様におかれましては、待ち時間がさらに延びますが
どうかご了承下さい。」 


もう少し続くみたいです~。 

でも ちょっと切れ味鈍ってきたなあ
編集 / 2007.07.10 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
20××年 某病院の外来にて4
カテゴリ: 近未来日記
         20××年 某病院 総合科外来診察室にて


患者はようやく総合科外来診察に案内された。

総合科外来医師(以下医師)
  「○○××様ですね
   私 総合科の■■と申します。
   医師免許取得後15年たっております。
   総合科認定医、指導医を持っております。
   その他学会認定医についてはこちらの名刺でご確認下さい。
   
   また最近1年間の初診時誤診率○○%
   訴訟リスクは一番低い方のランクA
   現在抱えている訴訟は幸運にもありません。

   以上 私のデータですが
   私の診察でよろしいですね。」

患者「あ  はい。」

医師 (PC画面を見ながら)

医師「では 指静脈で本人確認をいたします
   右手人差し指をお出しください」

患者「またですか~ 疲れました
   頭痛が酷くなってきました」

医師「申し訳ございません
   違う名前呼んでも平気でお返事なさる患者さまも多いもので・・
   名前を呼ぶだけではダメなんですよ。

   で 今日は頭痛と言うことで来られたのですね.。」

患者「いやあ 風邪かと思うんですが、昨日から頭が痛くて
   少し熱っぽいようにも思うんですが・・」

医師「それはいけませんね。
   でも久しぶりの頭痛患者さんですよ。
   最近はそう言う患者さんは 救急外来ばかりにいくもので
   まあ そっちに行っても救急室でも救急ランクが低いと
   平気で3日ぐらい待たされてしまいますが・・・

   で 記入いただいた問診票ですが
   記入いただいた内容にお間違いないですね。
   なければ ここにサインをお願いします。」

患者「また サインですか?」

医師「申し訳ありません。
   医療事故防止のため 厚労省の・・・」

患者さえぎって サインする

患者「その説明は聞き飽きましたので 次に進んでください」

医師「ところで熱のところが空欄なんですが
   お熱はありますか?」

患者「いや~ちょっと熱っぽいんですが
   測ってはいませんが。」

医師「そうですか~
   感染性疾患が疑われる場合にですね
   ご自身で検温していない場合は、無過失保障制度の補償額が
   減額されてしまうんですね。

   それで 誠に申し訳ありませんが
   この受診契約書の『体温を測定していません』の欄に
   ご署名をお願いします。」

患者「またサインですか~」

医師「判例に基づいてなんですが
   患者の診断に対する自助努力が不足している場合
   万一訴訟になり、訴えが認められてもその損害賠償は
   減額されてしまうんですね。

   無過失保障においてもその考え方が適用されるため
   こういう形になっております」

患者「・・・」

  患者 サインする。

医師「では 問診事項を確認しながら診察いたします」

医師 いろいろ聞きながら診察をする。

医師「診察の結果をご説明します。

   まず初診時の診断としては普通感冒 いわゆるかぜ症候群
   の可能性が高いと考えました。
   ただしあくまでも病歴、身体診察によるものですので
   診断は完全ではありません。

   頭痛についてですが 一番心配な くも膜下出血は
   当院の問診システムでは1%以下の確率が出ています。
   さらに身体所見も項部硬直などの所見がありませんので
   診察所見はその結果を支持しています。

   ただ100%否定はできません。

   ところで問診事項のチェックリストには
   頭部CT検査についての希望にチェックがありましたが
   そのご希望に変わりはありませんか?

患者「間違いなく風邪ならしなくてよいんだけど
   でも心配だしなあ 完全には否定できないとと言われると
   どうしたらいいんですかね・・・」

医師「現時点では 必要性はかなり低いと考えます。
   ただ より正確性を望めば・・・するよりないですし・・・


   あと 補足ですが
   現行制度では頭部CT検査などは 問診システムでの

   推奨ランクによって自己負担が変わります。
   今回の頭痛ではくも膜下出血を強く疑うものではなく
   推奨ランクAとなっておりますので
   通常の3割負担そのままで変わりません。

   で 最終的には 患者様に決定権がありますが。」

患者「なんか ますますどうしてよいかわからなくなってきた。
   もういい 全部やるよ。」

医師「では頭部CT検査に当たっての説明を行いますが、その前に
   この頭部CT検査説明書ならびに『脳動脈瘤と画像診断』という
   小冊子をおよみください。」

   あなたの診察が延長し、残業が必要となりましたので
   本日の当直担当副院長に残業命令書をもらってきますので
   待合室で読みながらお待ち下さい。」

医者は出て行き、患者は待合室で冊子を読み出す。

患者「あーあ これ文庫本くらいあるぞ
   読めるわけないだろう・・・」



たぶん 続くかも知れない 続いたらいいな
編集 / 2007.07.05 / コメント: 2 / トラックバック: 0 / PageTop↑
20××年 某病院の外来にて3
カテゴリ: 近未来日記
できれば順番に読んでいただけると有り難いので
 先のエントリーを示しておきます。

20××年 某病院の外来にて1
 http://medicalfootball.blog69.fc2.com/blog-entry-84.html
20××年 某病院の外来にて2
 http://medicalfootball.blog69.fc2.com/blog-entry-85.htm l

読まれた方は これらのエントリ 風刺しているんだか
何が言いたいんだか おそらくは よくわからないと思います。

私自身 すでに起きつつあること これから起こりそうなこと
たぶん起こらないであろうこと 思いつくままにごちゃ混ぜにして
話に盛り込んでいます。

そしてそのすべてに 起きて欲しいこと 起きて欲しくないこと
なった方がよいのかどうなのかわからないことが含まれています。
 
実際にこうなっていたら どう思うか考えるヒントになれば と
自分自身に問いかけつつ書いているところですので
どうかご理解を頂きたくよろしくお願いいたします。

 ………………………………………………………………………

20××年 某病院 総合科受付にて


患者はタッチパネルでの問診に入力を終えた後
また総合科受付に向かった。

患者「あのー 問診終わりました ○○××ですが
    いつ頃診てもらえますかね~」


外来窓口受付(以下受付)
    「○○××様ですね」
 患者「はい」

受付 (PC画面を見ながら)

受付「では 指静脈で本人確認をいたします 。
   右手人差し指をお出しください」

患者「またやるのかよ~ 
   いい加減にしてくれ」

 受付「申し訳ございません。
   取り違え防止のため 厚労省の指示に基づいて
    厳重な本人確認をさせていただいております。

    この件については 受診契約書に記載しておりますが
    お読みになっておられないでしょうか?」

患者「あんな小さい字 読んでいるわけないだろう!」

受付「そうおっしゃられてもこまりますが・・
    全文読むわけにも生きませんので 重要事項のみ口頭説明で
    残りはお読みいただいて同意を得ることになっております。

    一昨年の最高裁判決でも 重要事項のみ説明は必要であるが
     本人確認等の安全管理についての説明は書面でよいとさ
    れておりますのでどうかご理解下さい」

患者「わかった わかった。    で 何時になるんだ? 診察は。」

受付 指を合わせて確認しながら

受付「○○××さま  ○○年××月△△日生まれ
    ○○市××町 でお間違えないですね 。
   ご本人確認をさせていただきました。

    では これからの流れについてご説明いたします。
    幸い、本日は相当のキャンセルが出ましたので
   あと6時間ほどで診察室にご案内できる見込みです。」

患者「えーもう夜じゃないか!
    いい加減にしてくれよ~」

受付「そうおっしゃられても・・・」

患者「だいたい10年前かかったときにはこんなことはなかったぞ
   どれだけ待たせるんだよ。

受付「10年ぶりの受診でしたら致し方ないかもしれませんね。
    現在の状況について簡単にご説明させていただきますと
    医療事故防止のために厚労省の指示でいくつかの制度が
    導入されて待ち時間が長くなりました。

    また医療費削減のため医師数の増加が抑えられておりましたが
    さらに医師の超過勤務についても労働基準法遵守がこれも
    厚労省から指導が入り、外来での医師の絶対数が少なく
    なっております。

   また予約診療についてですが、昨年の東京地裁判決で
   予約時間を守れなかったため、高額の損害賠償請求が
    認められたこともあって、予約外の患者様については
    大変申し訳ありませんが、長時間お持ちいただく事態と
    なっております。

    そう言う状況ですが、○○様は非常に幸運でございます。
    本日たくさんのキャンセルが出たことと、育児休暇中の
    常勤医が昨日より予定を早めて勤務復帰しましたので
    本日の待ち時間はここ数ヶ月では一番短い状態です。

    医師の時間外勤務も制限されているため 本日の外来としては
    最後の時間でなんとか入ることができました。

    申し込み当日で 通常の診察に入れるなんて
    私どもとしても本当に久しぶりなんです。 」

患者「わかったってば・・・」

受付「では 4時間後にこちらにおいで下さい。
    それとも携帯メールでお呼びいたしますか?
    こちらでお呼びした時間にいらっしゃらない場合は
    自動的にキャンセルとなりますので
    くれぐれも遅れないようにご注意下さい。」

患者「じゃあ 携帯で呼んでくれ」

受付「わかりました」

たぶん きっと いましばらくは 続くだろう・・・
編集 / 2007.07.02 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
20××年 某病院の外来にて2
カテゴリ: 近未来日記
20××年 某病院 総合科受付にて


患者はしぶしぶ支払窓口でクレジットカードを登録した後
総合科受付に向かった。

患者「あのー さっき受付してきた○○××ですけど~

外来窓口受付(以下受付)「○○××様ですね」」

患者「はい」

受付 (PC画面を見ながら)

受付
  「では 指静脈で本人確認をいたします
   右手人差し指をお出しください」
   ○○××さま  ○○年××月△△日生まれ
   ○○市××町 でお間違えないですね

   ご本人確認をさせていただきました」

   では こちらでのシステムについてご説明いたします。
   当院では各学会推奨の最新問診システムを導入しております。
   さらに、医療事故防止のため最近の判例に基づいた
   症状確認・本人確認と検査・治療同意システムを独自に採用し
   患者さまに万全の治療体制を・・・」


患者「それはさっき聞きました」

受付「申し訳ございません。
   厚労省の医療事故防止マニュアルに重要事項については
   念のため2度説明することが推奨されているものですから」


患者「・・・・・」

受付「では受診の前に主訴の確認をさせていただきます」

  画面を指さしながら

  「本日の受診に当たっての一番の症状はどれになりますか?」

患者「どれに・・って言ったって・・・
  「とにかく昨日から 頭が痛くて それに・・」


受付「では頭痛ですね」
  「頭痛に関しては総合科以外にも神経内科・脳神経外科でも
   診察できますが・・・神経内科・脳神経外科受診の場合
   専門医非紹介受診料として△千円保険適応外で自己負担が
   かかります。
   また現在のところ神経内科で看護師問診ですと問診まで24時間
   脳神経外科ですと36時間お待ちいただいております」


患者「いや風邪みたいだから とにかく安くて早いほうがいいんだ」

受付「主訴風邪を選びますと 呼吸器科も選択できますが」
   呼吸器科ですと専門医非紹介受診料として×千円かかります。
   また看護師問診まで12時間お待ちいただいております」

患者「とにかく頭痛くて早く診てもらって治したいんだよ」

受付「申し訳ありません。
   これらについては問診時重要事項説明とされておりまして
   医療事故防止のために義務づけられているんです。」

患者「・・・」

受付「では総合科のままでよろしいですね」

患者「その方が早いんだろう・・」

受付「申し訳ありません
   総合科も追加料金が発生しない分混み合っておりまして
   現在 看護師問診まで36時間かかっております。

   また「総合科」の場合の説明事項がございます。
   総合科の場合 よくある病気では比較的検査も少なく
   低料金で診断治療ができますが
   各専門科で診るような希な疾患については
   初診時誤診率が例えば呼吸器疾患の場合×%ほど上昇します。
   この点について同意していただけますか?

   その他の分野についてはここに書いているとおりですので
   ご了解いただけましたら 総合科受診申込書にご署名を
   お願いします」


患者「またサインかよ・・・」

受付「申し訳ありません
   これらのサインについては来年度以降電子認証システムが
   導入され口頭でのサインが可能になるのですが・・・」


患者「・・・」
   サインを書きなぐる。

受付「ではこの後の流れについてご説明いたします」

  「これから診察前の問診を行います。
   専門看護師による口頭問診は先ほどよりも短くなりまして
   現在のところ24時間待ちと思われます。
   その場合 明日の13時頃この窓口に再度来ていただくことに
   なりますが・・・。
   あるいは携帯電話の呼び出しあるいはメールアドレスを
   ご登録いただけますと呼び出し1時間前にメールでもご連絡
   いたしますが・・・」

  「またコンピューターにお慣れでしたら
   こちらのタッチパネルでご自分でも御入力いただけます。
   入力方法についてのご説明が必要でしたら
   担当が説明いたしますが、説明も立て込んでおりますので
   説明にはあと数時間お待ちいただくことになろうかと・・・」


患者「いいよ 自分でやるから・・・」

受付「わかりました
   ではこちらのブースで御入力下さい
   ただし この問診で誤った入力があり、それによる事故等については
   無過失保障制度の補償外になっておりますのでご注意下さい。

   またその点の免責についてのも改めて同意が必要となっております。
   ここに御署名をお願いします。

患者「・・・」

  患者 紙をひったくって書きなぐる。

たぶん 続く はず・・
編集 / 2007.06.30 / コメント: 3 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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プロフィール

くらいふたーん

Author:くらいふたーん
本業はプライマリケア

ワークライフバランスの
確立が現在の最大の
関心事

夢は
半農半医 ちょっとサッカー

味噌は自家製。
規模は縮小したが、
畑も少しやっている

芝のミニサッカーコート
作っちゃいました

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